世界は文字という奇蹟から

私は今、本が読みたくて疼いています。笑
今までも同じように読みたくなることはありましたがここまでの衝動は初めてです。


前置きしておきますが私は読書家でもなんでもありません。
愛好家?ともほど遠く年に数冊読めばいい方だと思います。

漫画も好きですが最新の漫画には疎くレンタルをして読むこともありません。
これほど文学とはかけ離れた自分がどうして今こんな思いになったのか。

それは、少し前にアニメ放送もされ話題になっている「チ。 ―地球の運動について―」という漫画を読んだことがきっかけでした。

いや本を読みたくなった導入が漫画かよってね。笑
この際きっかけはどうでもいいんです!

作中では文字が読めない青年オクジーと物語の中でもかなり博識で文字の読める少女ヨレンタが会話をするシーンがあります。

オクジー「文字が読めるって、どんな感じなんですか?」
ヨレンタ「文字は、まるで奇蹟ですよ。」「アレが使えると時間と場所を超越できる。」

魚豊「チ。 ―地球の運動について―3集」より引用



この漫画を読むまで文字が読めることを奇蹟だなんて考えたこともなかった。
子どものころから日常的に読み書きを続けてきて代名詞で”アレ”だなんて呼ぶこともないくらいに当たり前のことだと思っていたし、最早当たり前だとも思わないくらい生活に溶け込んだ存在。

けれどこうして読み書きができることは奇蹟だと改めて気づかされてからは当たり前だなんて到底思えなくなり、

「なんで今まで本を読んでこなかったんだ、、、」

という悲壮感みたいなものを感じました。
ただ幸いなことに本は趣味としても年齢に関係なくいつでも始められるものだし今からでも全然遅くないはずと思い込んでおります。笑


話が少し飛躍してしまいますがこうして考えると現代の身の回りにあるものは昔の人からしたら全て奇蹟なのかもしれませんね。

車に電車、スマホやテレビ。
これらも文字が生まれたからこそ成しえたものだと考えるとゾクゾクします!

文字が読み書きできる。これほど素晴らしいことは他にはないのかもしれません。

積極的に文字に触れていたいと初めて心を動かされる作品に出会ったことをきっかけにこれからたくさんの本に出会いたいと決意しました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

もくじ